特産ミニトマトのビニールハウスに響く楽曲 竹田市荻町でコンサート【大分県】

猪野精一郎さんがミニトマトを育てるビニールハウスで演奏する森田良平さん(右)と室屋麗華さん=竹田市荻町政所

 【竹田】ミニトマトを育てるビニールハウスを会場にしたコンサートが5月27日、竹田市荻町政所であった。

 ミニトマトは同町の特産品。コンサートは、ハウス9棟(計約1900平方メートル)で栽培する生産者の猪野精一郎さん(56)=同所=が企画した。

 町内外から約30人が来場。コントラバス奏者の森田良平さん(38)とピアニストの室屋麗華さん(34)が出演し、鳥のさえずりが響くのどかな雰囲気の中、「荒城の月」「風のとおり道」といった楽曲を響かせた。

 出荷は6月後半から始める予定。猪野さんは「子どものようにミニトマトを育てている。音楽を聞き、これからの梅雨や猛暑を乗り切るエネルギーを蓄えてくれれば」と話した。

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