台湾政府視察団と茨城県内20市町村の首長が一堂に会する交流会が5日夜、水戸市宮町のホテルレイクビュー水戸で開かれる。茨城県の大井川和彦知事も招き、コロナ禍収束後を見据えた双方の交流促進を図る。同県笠間市が1日発表した。
県内15市町村が5月9日に設立した日台共栄首長連盟県支部(代表・山口伸樹笠間市長)と台湾行政院農業委員会農糧署(日本の農水省に相当)が主催する。
同支部には未加入だが、学校給食に台湾産バナナを導入した水戸市や大洗町、導入を検討する常陸太田市など5市町も参加する。5日は会食のほか、台湾産バナナや果物を使用した加工食品の展示なども行われる。
市によると、視察団は同農糧署の事務方トップら11人。一行は4日昼ごろ成田空港に到着し、同日午後と翌5日に笠間市で学校跡地の再利用や栗加工施設などを見学。6日は常総市の道の駅やひたちなか市の学校給食を視察後、県庁の大井川知事を表敬訪問し意見交換する。