岡山市は、がん患者が治療に伴う脱毛で外見に変化が生じても変わらず生活を続けられるように、ウィッグ（かつら）購入費用の助成制度を新設した。
頭全体を覆うウィッグを4月1日以降に購入した費用の半額（上限3万円）を助成する。医療用に限らない。対象は同市に住民票があり、がん治療によって脱毛を経験したか、脱毛の恐れがある人。
市はがん対策の重点目標の一つに「がんとの共生」を掲げており、助成制度により患者の社会活動の継続、療養生活の質の向上を後押しする。
希望者は購入翌日から1年以内に、市ホームページからダウンロードできる申請書などを市健康づくり課に提出する。1人1回限り。問い合わせは同課（086―803―1263）。
