「男の子はサクラ 女の子は富士山」 無病息災願う"ペタンコ祭り"4年ぶりに開催 足利富士浅間神社

 赤ちゃんの額に御朱印を押して無病息災を願う祭りが1日、4年ぶりに足利市の神社で開かれ多くの家族連れが訪れました。

 足利市の重要文化財に指定されている「ペタンコ祭り」が1日、足利富士浅間神社で行われました。無病息災などを願い赤ちゃんの額に御朱印をペタンと押すことから「ペタンコ祭り」と呼ばれています。

 この祭りは、300年以上前から毎年6月1日に行われていますが、新型コロナウイルスの影響で2019年を最後に中止が続いていました。今回、4年ぶりの開催となり御朱印を押す氏子総代たちは感染対策としてマスクと手袋を着用して対応していました。

 男の子に押される御朱印には、立派に成長するように日本男児を象徴したサクラが描かれています。女の子の御朱印には、清く美しく成長するように願いが込められた富士山が描かれています。御朱印を押され驚いて泣き出してしまう子もいて、境内には4年ぶりに元気な子どもたちの声が響き渡っていました。

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