アランマーレが新シーズン向け始動 蔵王坊平で強化合宿

新シーズンに向けた強化合宿で練習に励むアランマーレの選手=上山市・ZAOたいらぐら

 バレーボールVリーグ女子で1部に昇格した本県のプレステージ・インターナショナルアランマーレが新シーズンに向けて始動した。5月30日から上山市の蔵王坊平アスリートヴィレッジで強化合宿を展開。今月1日にはトレーニング施設「ZAOたいらぐら」での練習を報道陣に公開し、技術向上や体力強化に励んだ。

 恒例の蔵王合宿は5日間の日程で行っている。今季は18選手が在籍し、標高約千メートルの準高地で徹底した走り込みやスパイクの打ち込みなど、負荷のかかるメニューをこなしている。9季目の指揮を執る北原勉監督は「限界まで追い込むことで成長を促し、個々の体力・精神的な強さを養うことが狙い」と説明する。

 ゲーム形式の練習ではスパイクを打つ選手を1人に固定。体勢が崩れてもすぐ攻撃に加わる必要があり、体力的な苦しさが続く中、選手は必死にボールに食らい付いた。

 チームは4月の入れ替え戦で連勝して悲願のトップリーグ昇格を果たした。高さとパワーで勝る1部チームとの対戦を見据え、指揮官は「これまで以上に決定力に焦点を当てていく」と強調し、バックアタックを交えた前衛と後衛が連動した幅のある攻撃の練度をポイントに挙げた。積極的な攻撃参加とともに「セッターにつなぐボールの質も重要になる」とし、レシーブの「ファーストタッチ」にもこだわっていく考えを示した。

 木村友里主将は「合宿を通じて一人一人が能力を高め、チーム力の強化につなげていきたい」とし「自分たちはチャレンジャー。初めて臨む舞台でも臆することなく、自分たちらしく戦いたい」と意気込んだ。

 チームは長野県松本市で7月7~9日に開催される「V・サマーリーグ女子東部大会」に出場し、今秋に予定されるリーグ開幕を見据える。

新シーズンに向けた強化合宿で練習に励むアランマーレの選手=上山市・ZAOたいらぐら
新シーズンに向けた強化合宿で練習に励むアランマーレの選手=上山市・ZAOたいらぐら
新シーズンに向けた強化合宿で練習に励むアランマーレの選手=上山市・ZAOたいらぐら
新シーズンに向けた強化合宿で練習に励むアランマーレの選手=上山市・ZAOたいらぐら
新シーズンに向けた強化合宿で練習に励むアランマーレの選手=上山市・ZAOたいらぐら
新シーズンに向けた強化合宿で練習に励むアランマーレの選手=上山市・ZAOたいらぐら

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