カージナルスの有望株ジョーダン・ウォーカーがメジャー再昇格へ

日本時間6月2日、メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、カージナルスは日本時間6月3日からスタートするパイレーツ3連戦の前に有望株ジョーダン・ウォーカーを再昇格させることを決めたようだ。現在21歳のウォーカーは「MLBパイプライン」の最新のプロスペクト・ランキングで全体1位の評価を受けている有望株。開幕ロースター入りしたあと、4月下旬にマイナーAAA級メンフィスへ降格となっていたが、およそ1ヶ月のマイナー生活を経てメジャー再昇格が決まった。

ウォーカーはオープン戦でアピールに成功して開幕スタメンの座を勝ち取り、メジャーデビューから12試合連続安打を記録。しかし、連続試合安打が止まったあとは失速し、20試合で打率.274、2本塁打、11打点、2盗塁、OPS.718という成績を残して4月下旬にマイナー降格となった。

打球に角度をつける技術がなく自慢のパワーを生かせない、アプローチが未熟で四球が少なく三振が多い、といった課題の克服に取り組み、マイナーAAA級では29試合に出場して打率.239、4本塁打、16打点、4盗塁、OPS.746を記録。満足のいく結果を残せたわけではないが、再びメジャーの舞台に立つことになった。

ウォーカーは約1ヶ月をマイナーで過ごしたため、新人王投票で2位以内に入らない限り、今季のサービスタイム(=メジャー登録日数)は1年未満(注:172日が1年として換算される)となり、FAは最短でも2029年シーズン終了後となる。

なお、ウォーカー再昇格に伴うロースター変更はまだ明らかになっておらず、マイナーオプションを有しているアレック・バーレソンやフアン・イェペスがマイナー降格となるのか、もしくは日本時間5月30日のロイヤルズ戦で腰を痛めたラーズ・ヌートバーが故障者リスト入りするのか、今後の動向が注目される。

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