青森-室蘭航路、10月2日運航開始 津軽海峡フェリー、1日1往復

 青森市と室蘭市を結ぶ定期フェリー航路の開設準備を進めていた津軽海峡フェリー(本社・北海道函館市)は1日、運航開始日を10月2日にすると発表した。青森-函館間で使用している「ブルーマーメイド」(8820トン、全長144メートル)を室蘭航路の専属とし、1日1往復する。

 同航路は約15年ぶりの復活。5月上旬に国土交通省から航路開設の許可を得た。運航ダイヤは室蘭午後8時発-青森翌日午前3時着(航行時間7時間)と、青森発午前9時-室蘭午後3時45分着(同6時間45分)。

 自動車の積載料金(運転者1人の運賃含む)は1~5月、10~12月の期間で、普通車が2万4550円、軽自動車が1万9090円。旅客運賃は、利用者の最も多い「スタンダード」が5090円となる。

 運航日の3カ月前から予約可能。航路開設に合わせ、同乗者の追加料金がかからない割引商品も販売する。

 同社は現在、青森-函館(1日8往復)で4隻、大間-函館(1日2往復)で1隻のフェリーを運航している。ブルーマーメイドを室蘭航路の専属とするため、青森-函館間は2往復減り1日6往復となる。

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