「リゾートあすなろ」8月20日で運行終了 JR東、新列車にリニューアル

8月20日で運行を終えるリゾートあすなろ(JR東日本青森支店提供)

 JR東日本は1日、臨時列車「リゾートあすなろ」の運行を8月20日に終了すると発表した。2両編成の2列車をそれぞれ改造し、新たな観光列車「ひなび(陽旅)」「SATONO」にリニューアルする。

 リゾートあすなろは東北新幹線全線開業に合わせ2010年12月にデビューし、八戸-大湊(むつ市)間などを不定期に運行。最終日は新青森駅を出発し、蟹田(外ケ浜町)、青森、大湊を経由して八戸駅に到着するデビュー当時のコースを再現する。

 リニューアル後は、ひなび(陽旅)が2023年度冬ごろから青森、岩手両県、SATONOが24年春ごろから宮城、福島、山形の3県を中心に運行する。

 1日、青森市内で会見したJR東盛岡支社の久保公人支社長は「内装などが経年劣化してきたので、リニューアルを契機に地域の盛り上げに生かせる方法を地元と一緒に考えていきたい」と語った。

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