ノー・ダウト、「Don't Speak」MVが10億再生達成

1995年にリリースされたノー・ダウトの代表曲のひとつ「Don't Speak」のミュージック・ビデオのYouTube再生回数が、リリースから約30年を経て10億回を突破した。

YouTubeのプレス・リリースによると、バンドにとって初の快挙で、1990年代にリリースされた楽曲として10億再生を記録したミュージック・ビデオ20本弱のうちの1本となった。

ノー・ダウトによる1995年の3枚目のスタジオ・アルバム『トラジック・キングダム』からの3rdシングルとなるこの曲は、グウェン・ステファニー率いるバンドに米ビルボード・ポップ・ソング・エアプレイ・チャート“Pop Songs”で初の1位をもたらし、計10週間にわたり首位を維持した。【第40回グラミー賞】では、<年間最優秀楽曲賞>と<最優秀ポップ・パフォーマンス(ヴォーカルを伴うデュオまたはグループ)>にもノミネートされた。

このパワー・バラードは、グウェンとバンドのベーシストのトニー・カナル、そして1995年10月のアルバム発売前にバンドを脱退した兄エリック・ステファニーとの2つの別れについて歌われている。2021年に、グウェンは25周年を迎えたこの曲について、「当時曲を書いていたとき、私はとてもナイーブで、誰にも聞かれないと思っていました」と振り返っていた。「私たちはリリースされるまでとても長い間あの作品に取り組んでいました。だから、あれほど正直で、リアルで、純粋で、自分のために歌う以外の理由がない曲だと、人々はそれに共感するしてくれるんだと思います……あの曲は、他のアルバム収録曲とはかけ離れていて、世界的なヒットになったこと、そして今もそうであることは信じられないことです」と彼女は説明していた。

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