沖縄にアメフト協会が設立 来月に台湾と交流試合「パイナップルボウル」

 沖縄にアメリカンフットボールを普及、発展させるため、一般社団法人沖縄アメリカンフットボール協会が1日付で設立された。代表理事会長には、社会人チームの琉球ガーディアンライオンズ代表理事を務める丸橋弘和氏が就く。

 5月30日、県庁で会見を開いた丸橋会長は、協会を設立することで県など行政からの支援を受けやすくなると説明。「アメフトを通じて沖縄の観光や経済の発展、スポーツ事業の収益化などに貢献していきたい」と話した。

 今後、沖縄でアメフトの正式な試合ができる環境をつくっていけるよう、グラウンドの整備や審判の育成、大会の運営などに取り組むという。選手を育てるために、タックルの代わりに腰に付けたフラッグを奪う「フラッグフットボール」の普及も進める。

 第1回日台国際親善交流試合「パイナップルボウル」を7月1日午後2時40分から、那覇市の奥武山陸上競技場で開催することも発表した。台湾の社会人チーム「台北プレデターズ」を招き、琉球ガーディアンライオンズと対戦する。観戦は無料。キャプテンのガブリエル・エドワーズ選手は「とても光栄。研究し尽くしているので、勝つ自信がある」と話した。 (沖田有吾)

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