シトロエン「C5エアクロス」に新ハイブッドを搭載。本国発表

ステランティスは、2023年5月30日にシトロエンブランドで販売する「C5エアクロス」に全く新しいパワートレーン「ハイブリッド136」の追加を本国で発表した。日本市場への導入などのアナウンスは無く、未定となっている。

●文:月刊自家用車編集部

コストを抑えながら、純粋な電気駆動の快適性を提供する新ハイブリッドシステム

今回追加された「C5エアクロス・ハイブリッド136」は、専用設計の最高出力136PS/最大トルク230Nmを発生するPureTechガソリンエンジンと新電動デュアルクラッチギアボックス「ë-DCS6」、最高出力21kW/最大トルク55Nmの電気モーターに加えて48Vリチウムイオンバッテリーが組み合わされる。

新しい電動デュアルクラッチギアボックス「ë-DCS6」は、ハイブリッドシステム専用に設計された6速デュアルクラッチシステムで、電気モーター、インバーター、ECUが一体化されている。

モーターとエンジンが、ドライバーが意識することなくスムーズに作動して高いレベルの快適性をもたらす。アクセルを踏み込んだ時には、モーターから9kW(約12ps)が供給され、ダイナミックな加速を実現するとのこと。

これら技術により、「C5エアクロス・ハイブリッド136」は、性能と燃料消費を最適化し、「PureTech 130ガソリン」と比較して約15%の燃費性能向上を実現しているという。都市部の走行では平均で約30%の燃費節約になるという。

インパネには、専用のディスプレイを採用しハイブリッドパワートレーンのエネルギーの流れの確認やバッテリーの充電レベル、パワーメーターによる走行モード(チャージ、エコ、パワー)、EVモードで走行した場合の距離などを表示できる。

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