イタリア犬猫旅、海辺のちいさな町へ

こんにちは、フォトグラファーの吉田パンダです。イタリア旅の最後の目的地、海辺の町ガエータから今回はお届けします。

到着した時には、すっかり陽が暮れていました。

高台にある、サン・フランチェスコ教会の上に輝く星。これは吉兆ですね←毎日登る星です。

というわけで、翌朝です。ローマのマルシェで買った食材の余り物で朝ごはん。トマトだけでもフランスとちがう、、。

もちろんいつもの二人(匹)も一緒です。黒いスキッパーキのスキと、サバトラ猫ノア。

朝からチェリータルトもいただきます。

海辺を眺めるノアさん。チェストにも椅子にも、アーティスティックペイントがしてある不思議な宿でした。

「なにがあるのかなー」

スキ、高台の教会まで行ってみようか。

階段の町、ガエータ散策に出発です。

「旅も後半で、わしゃ疲労がな、、」

それはこっちのセリフでっす。

はい、坂道もがんばって。スキッパーキは割と運動が必要な犬種なので、歩き疲れるくらいでちょうどいいんです。

あいにくの曇り空ですが、海を眺めるのはやはり解放感がありますね。

「百の教会の町」と言われるほどガエータにはたくさんの教会がありますが、今はそのほとんどが閉まり、または廃虚になっています。町の中心にあるサン・フランチェスコ教会が開くのも週に一度ということで、この日は中に入れませんでした。

その歴史はローマ帝国時代までさかのぼり、貴族や教皇のバカンス先でもあったガエータ。現在ちょっと寂しい町になっていますが、そこもまた味わいということで。

フランチェスコ教会からの素晴らしい眺めは健在です。

そして突然現れる白いガエータ犬。

もちろん、ウチの黒犬は逃げます。

逃げまくります。相変わらず犬が苦手なスキでした。

背伸びしても、見えないね。

雨もぱらついてきたので、近くのカフェに避難しましょう。

最弱の海賊が行きますよ!

新市街スーパー近くにあった、アーケード内の小さなカフェ。

客層は地元のオヤジさんばかり、、。こういうところが好きなんです。

「でもこのエスプレッソマシーンは最新だぜ!」

ここで使っているコーヒー豆はナポリの小さなロースターから始まって、たちまちイタリアで人気となったイッツォ社のもの。ナポリはイタリアの中でも、エスプレッソの本場なんだそうです。

家人が頼んだのは、そんな本場のエスプレッソにクリームをのせた「カフェ・コン・パンナ」。

「うお、クリーム半端ないなコレ!」

一口あげたいところだけど、ちょっと甘いかなー。

「いいですヨ、自分、夢の中で山盛り食べるんで」

子犬の時からテーブルの上にあるものはあげないようにしているので、あきらめの良いスキでした。

まだ人も少ない、穏やかな海辺の町を歩きました。次回もたぶんガエータからの予定です。どうぞお楽しみに。

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