立憲民主党・逢坂誠二衆院議員に聞く代表代行の仕事とは?偽ブランド品販売で辞職した足立区議について一言!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。

2023年6月2日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の逢坂誠二氏をお招きし、代表代行の仕事と偽ブランド品販売で辞職した足立区議について語っていただきました。

政治家が胡散臭いと感じるのはなぜ?

【このトピックのポイント】
・代表代行の仕事は「何でも屋」
・根拠や理屈が明確でないものを判断するのが政治家の仕事であり胡散臭さの原因
・偽ブランド品販売の足立区議に逢坂氏「辞任当然」

逢坂氏のプロフィールは以下の通りです。

逢坂氏は北海道大学薬学部を卒業後、家庭の事情で地元に戻りニセコ町役場へ入庁。政治家と公務員を嫌いなものとして挙げつつも「政治の場でなければやれないことがあったから国会に来た」と政治の道に進んだ理由を語りました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして逢坂氏に回答していただきました。

代表代行ってどんな役職?

逢坂氏を長く取材してきたMC宮原健太も、代表代行の職務については把握しきれていないとのこと。

それに対し逢坂氏は代表代行の仕事について「何でも屋」と表現。「他に属さない仕事とかよく来ますね」と続けました。

さらに代表の代わりに会合に出席することや、代表に万一のことがあれば臨時的にその職務を行う可能性にも言及しました。

また、逢坂氏は「組織には何もしない人が必要」とゆとりの必要性についてコメント。特定の記者クラブに所属せず、臨機応変に対応する新聞社の遊軍記者を例に挙げ、ゆとりをもって全体を俯瞰する役割が組織には必要と逢坂氏。代表代行がそれにあたるとしました。

逢坂氏「まあ、分かりにくいって言われれば分かりにくいね」

ここで話は「政治家の胡散臭さ」に。政治で扱う課題には、根拠や理屈が明確に判断できないものも多く、それが胡散臭いと感じる要因だと逢坂氏は語ります。

根拠や理屈が明確なものは官僚が判断すればいいと逢坂氏。「胡散臭くないものをいかにも政治の課題みたいに取り組むのは、政治のリソースやエネルギーを無駄遣いしているのかもしれない」とコメントしました。

逢坂氏は代表代行の仕事にも似た性質の部分があるとし、「胡散臭さの権化みたいなところがあるかもしれない」とコメント。笑いを誘いました。

偽ブランドで辞任 どう思う?

5月21日投開票の東京都足立区議選挙で当選した和田愛子氏が、偽ブランド品を販売し書類送検されていたことが当選後に発覚し辞職しました。

逢坂氏は「辞任当然」と怒りとあきれが混じったようにコメント。立憲民主党からの出馬だったということもあり「お詫び申し上げます」と深々と頭を下げました。

MC宮原が政治とカネの問題に言及すると、逢坂氏は偽ブランド品の販売は「個人の認識の問題」と性質が異なる問題としつつ「よほど襟を正しておかないと政治家は足元をすくわれることはある」とコメントしました。

逢坂氏はニセコ町長に就任した当初、中元や歳暮といった付け届けの多さに驚くと同時に、危機感を感じたとのこと。「受け取るべき」という町民の非難を受けつつ、付け届けを丁寧に送り返すことでこの習慣を一掃したとのことです。

首長は非常に強い権限を持っているだけに、この状況を放置して癒着などを疑われるようなことがあれば、一気に自分の首を絞めることになりかねません。

逢坂氏は「李下に冠を正さず」「瓜田に履を納れず」と故事成語を引用しつつ、誤解をされるような行為をそもそもしないことの重要性に言及しました。

ただ、国会議員でお金をはじめ様々なトラブルが絶えない点については、首長よりも権限が強くないゆえに「どうしても脇が甘くなるのかもしれない」と語りました。

MC宮原「自分でものを動かすことがないからこそ逆にそこの想像力がなくなってしまうのかもしれないですね」

逢坂氏「議員の仕事はみんなに見られてますから(中略)本当に襟を正してやらなきゃいけないっていう気がしますね」

動画本編はこちら!

「政治家は胡散臭いから嫌い」と語る逢坂氏が政治家を続ける理由とは?

今週の選挙ドットコムちゃんねるは月曜日は21時、火曜日から土曜日は18時に公開!

ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!

© 選挙ドットコム株式会社