4月の通貨統計、人民元預金5%増

香港金融管理局(HKMA)は5月31日、4月の通貨統計を発表した。同日の政府新聞公報によると、4月の認可機関の総預金残高は前月に比べて顕著な変動はなく、うち香港ドル預金は0.4%減、外貨預金は0.5%増。4月末の総預金残高は年初に比べ0.6%増、香港ドル預金は同2.1%増となっている。香港の人民元預金は4月に4.9%増、4月末現在で8330億元となっている。越境貿易決済の人民元取引総額は4月に7253億元に上った。預金残高の変動は金利動向、市場での資金調達活動など多くの要素の影響を受ける。このため長期の趨勢を観察する必要があり、月単位の変動を過度に読み解く必要はない。

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