【東京ディズニーリゾート】公式アプリは必須!行く前に確認すべき「変化&注意点」まとめ

東京ディズニーランド- クラブマウスビート ©︎ Disney 撮影/YOSHI

2023年4月15日から2024年3月31日まで、東京ディズニーリゾートでは、アニバーサリーをお祝いするイベント「40周年“ドリームゴーラウンド”」が開催されています。

新型コロナウイルスによる制限が少しずつ緩和され、「パークに行きたい!」と思っている方も多いはず。

実はコロナ禍によって、東京ディズニーリゾートも大きく変わっているのです。

今回はそんなパークの変化や注意点などについて、詳しくご紹介していきます。

ついに「ハグ」が解禁に!

2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行されました。

それを受けて、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは、テーマパーク利用約款を改訂しています。

この改訂によって解禁されたのが、キャラクターとの「ハグ(身体的接触)」。

メディアでも大きく取り上げられ、コロナ禍からの変化を印象付けるシーンとなりました。

実は2022年10月から、屋内施設でのハイタッチや握手、サインはすでに解禁済み。

ただ、ハグについては、ゲストとキャラクターとの距離が近いため、2020年7月以降、ずっと「禁止」のままだったのです。

ファンにとっては、約3年ぶりにキャラクターと触れ合えるということで、大きな喜びの声が上がっていましたね。

スマートフォン&公式アプリは必須!

東京ディズニーリゾート公式アプリ ©Disney

さて、コロナ禍の前後で、東京ディズニーリゾートでの過ごし方も大きく変化しました。

特に重要なのが、スマートフォンと「東京ディズニーリゾート・アプリ」(公式アプリ)です。

この2つがないと、パークを十分に楽しめないといっても言い過ぎではありません。

まだインストールしていない方は、公式ウェブサイトから無料で簡単に入れることができますよ。

公式アプリには、主に以下の機能があります。

  • パークチケットの購入
  • スタンバイパスの取得
  • ディズニー・プレミアアクセスの購入
  • エントリー受付の申し込みと取得
  • プライオリティ・シーティング(レストランの優先案内)の取得
  • オンラインショッピング(アプリ通販)

それでは、順番に詳しく見ていきましょう。

当日券の窓口販売はありません!

コロナ禍の前は、朝にチケットブースに並んで、当日券を買って入園する…というのが一般的だったと思います。

しかし、2020年7月以降、東京ディズニーリゾートでは当日券の窓口販売を行っていません。

基本的には公式ウェブサイト、もしくは公式アプリで、事前に日付指定のあるパークチケットを購入する必要があります。

公式ウェブサイト以外にも、コンビニやディズニーストア、一部の旅行代理店、ディズニーホテルなどでも購入可能。

また、入園者数に余裕がある場合は、公式ウェブサイトで当日券の販売も行われていますよ。

ちなみに、スポンサーパスポートや株主用パスポートなど、日付指定がないチケットを利用する場合は、事前に「入園予約」が必要です。

詳しくは、東京ディズニーリゾートの公式ウェブサイトをご確認ください。

「ファストパス」はありません!

コロナ禍の前は、アトラクションなどで時間指定の整理券をもらう「ファストパス」という仕組みがありました。

しかし、2020年7月以降、ファストパスは「休止」されたままになっています。

その代わりに導入されたのが「スタンバイパス」「ディズニー・プレミアアクセス」「エントリー受付」の3つです。

スタンバイパス

ファストパスと少し似ているのですが、待ち時間を短くできるものではありません。

列に並べる人数を限定するために、時間帯によって区切られているだけで、多少の待ち時間は発生します。

2023年5月現在では、一部のレストランやショップなどを利用するときに必要になります。

ディズニー・プレミアアクセス

こちらは、従来のファストパスと仕組みは似ています。

アトラクションやパレード、ショーを利用する場合に、事前に人数分を購入しておけば、少ない待ち時間で体験することができます。

以下はディズニー・プレミアアクセスの利用料金です(2023年5月現在)。

東京ディズニーランド

  • ディズニー・ハーモニー・イン・カラー 2,500円/回
  • 東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ 2,500円/回
  • 美女と野獣“魔法のものがたり” 2,000円/回
  • ベイマックスのハッピーライド 1,500円/回
  • スプラッシュ・マウンテン 1,500円/回

東京ディズニーシー

  • ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~ 2,500円/回
  • ソアリン:ファンタスティック・フライト 2,000円/回
  • トイ・ストーリー・マニア! 2,000円/回
  • タワー・オブ・テラー 1,500円/回
  • センター・オブ・ジ・アース 1,500円/回

ただ、家族で体験するとなると、一つのアトラクションで1万円近くの出費になることも…。

購入するときは、予定をしっかりと確認してからのほうがいいですね。

エントリー受付

コロナ禍の前からあった「ショー抽選」の仕組みと似ています。

利用人数や希望の施設、時間帯を選んで申し込み、当選すれば利用できるというもの。

もし抽選に外れてしまうと、その日は利用することはできません。

2023年5月現在、一部のキャラクターグリーティングやショーなどを利用する場合に、エントリー受付に当選する必要があります。

なお、混雑状況によっては、ショーの一部公演で「自由席」が設定されている場合も…。

自由席はエントリー受付で外れてしまっても、並べば見ることができますので、現地のキャストさんに確認してみましょう。

アプリ通販は、入園しなくても使える!

公式アプリで使える「オンラインショッピング」は、東京ディズニーリゾートのグッズを手軽に購入することができるため、多くの方に利用されています。

コロナ禍の前までは、パークに入園しないと利用できなかったのですが、2023年5月現在、入園しなくても購入できるようになっています(一部グッズを除く)。

「カチューシャを買いたいけど、ショップで並ぶのは時間がもったいない」

「お土産を配りたいけど、行った後に注文したら来るまで時間がかかっちゃう」

そんなときも、入園する前にアプリ通販で注文しておけば、すぐに受け取ることができます。

「ガイドマップ」や「紙のメニュー」はありません!

ディズニー・ハーモニー・イン・カラー ©Disney ©Disney/Pixar 撮影/つるたま

コロナ禍の前では、紙のガイドマップや、ショーのスケジュールが書かれた「トゥデイ」を広げて、どこに行こうか考える…なんて光景もよくみられました。

しかし、2020年7月以降、東京ディズニーリゾートでは紙のガイドマップやトゥデイの配布は行っていません。

2023年5月現在、アトラクションの待ち時間や、ショーの公演時間は、公式ウェブサイトや公式アプリで確認する必要があります。

また、レストランでも紙のメニューが廃止されています。

スマートフォンで二次元コードを読み取って、メニューを確認する仕組みに変わっているのです。

コロナ禍以降で、レストランでの大きな変化の一つが、アルコール販売の解禁ですね。

東京ディズニーランドでは、1983年4月の開園以降、アルコールは一切販売されていませんでした(非公開施設を除く)。

しかし、2020年10月からアルコール飲料の販売が解禁されています。

食事に合う飲み物の選択肢が広がったのは、とても嬉しいですね。

開園時刻にも注意!

東京ディズニーランド「ワールドバザール」 ©Disney 撮影/つるたま

コロナ禍の前であれば、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの営業時間は、基本的に8時から22時まででした。

しかし、コロナ禍以降は営業時間がたびたび変更され、2023年5月現在、9時から21時が基本スケジュールになっています。

ただし、朝の9時に入園ゲートが開くわけではありません。

平日なら30分、休日なら45分程度、時間を前倒して入園が始まるのです。

ディズニーホテルの宿泊者向けに提供されている特典「ハッピーエントリー」は、この前倒しされた時間よりも、さらに15分前から入園できるようになっています。

手荷物検査を待つ長い列で、開園前には長蛇の列ができることも…。

通常で入園する場合も、ハッピーエントリーで入園する場合も、とにかく早めに行動することが大切でしょう。

お祝いムード一色のパークを楽しんで!

ディズニー・ハーモニー・イン・カラー ©Disney ©Disney/Pixar 撮影/つるたま

コロナ禍からの回復で、少しずつそれまでの日常が戻りつつある東京ディズニーリゾート。

40周年イベントも始まり、パークはお祝いムード一色に染まっています。

パークでの過ごし方は少しずつ変わっていますが、事前に頭の中に入れておけば、怖いことはありません。

ぜひ、東京ディズニーリゾートで素敵な時間を過ごしてくださいね。

(ウレぴあ総研 ディズニー特集/ 舞浜新聞)

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