開園40周年を迎えた東京ディズニーリゾートでは、2023年4月15日から2024年3月31日までの352日間、アニバーサリーイベント「東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”」が開催されています。
5年ぶりに新しく生まれ変わったお昼のパレード、「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」では、50人を超えるキャラクターが出演していますが、中でもディズニープリンセスのユニット、 ~未知の世界へ~ がとにかく最高なんです。
本当に、このユニットを考えた人天才すぎて今すぐ5億円渡したいです。
この素晴らしいパレードに登場する4人のプリンセスを、ディズニープリンセスに人生を変えられたオタクの筆者がご紹介します!
先頭は、自分の人生を自分の力で勝ち取ったプリンセス、メリダ!
「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」では、7つのユニットでパレードが構成されており、プリンセスたちのユニット ~未知の世界へ~ は、ディズニー&ピクサー映画『カールじいさんの空飛ぶ家』のラッセル、ダグ、カールじいさんが登場する ~わくわくする冒険~ ユニットの次に来ます。
パレードが進む中、プリンセスたちのユニットの先頭を、ダンサーを引き連れて歩くメリダを見つけた瞬間、私は思いました。
はい優勝確定演出をありがとうございます今生に悔いはありません。
ディズニー&ピクサー映画『メリダとおそろしの森』の主人公メリダは、ディズニー&ピクサー作品初のプリンセスです。
ふわふわの赤毛にくりくりとしたまあるい瞳を持つメリダは、幼い頃からわんぱくな女の子でした。
彼女は母親から、人々のお手本になるような完璧な王女らしさを求められ、息苦しさを感じる毎日を送っていました。
そんなメリダですが、自分の結婚相手を決める弓の試合で、3人の花婿候補者を自ら負かし、自分自身を勝ち取るために優勝してしまうようなプリンセスです。
自分の人生を自分の力で切り開いていくメリダは、 ~未知の世界へ~ のユニットの先頭を歩くのにふさわしいプリンセスだと、私は心から思いました。
また、「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」でも使用されている、「タッチ・ザ・スカイ 」と映画の楽曲がとんでもなく名曲なんです。
もしパレードでこの曲を聴いて気に入ったら、ぜひ映画を見てくださいね!
故郷の村を救うため、ひとり旅立った少女モアナ
メリダに続いて、鮮やかなターコイズブルーの波の上に、船に乗ったモアナがやってきます。
船の先頭にいるヘイヘイがチャーミングですね。
ディズニー映画『モアナと伝説の海』の主人公モアナは、村長の娘という立場で生まれたことに対して、メリダと同じように誰かに決められた人生をそのまま歩むことに葛藤を感じていました。
そんな彼女は海に選ばれ、故郷の村の危機を救うため、危険と言われていた大海原へひとり旅立ちます。
旅の途中で半神半人のマウイと出会い、マウイによって持ち出された「テ・フィティの心」を返す旅の中で、モアナは「本当の自分」を見つけます。
自分が何者か、なにをすべきかは、きっと「未知の世界」へ踏み出してみて、ようやく気付くことができるのだと、モアナは私たちに教えてくれました。
メリダに引き続き、まさにモアナもこのユニットにぴったりのプリンセスです。
夢を叶えるために、大きな一歩を踏み出したラプンツェル
私にとって、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』は、「一歩を踏み出す勇気の大切さ」を教えてくれた映画です。
18年間塔の上に閉じ込められていたラプンツェルは、ある日塔にやってきた大泥棒のフリンと一緒に、ずっと夢に見ていた「誕生日に空に浮かぶ灯り」を見にいくために塔を出て冒険に繰り出します。
私がこの映画で一番好きなシーンが、ラプンツェルが夢を叶えるために塔から飛び出すシーンです。
このシーンがあったから、私の人生がより良い方へ変わったと確信しています。
どれだけ大きな夢も、どれだけ途方もない願いも、すべてはたった一歩を踏み出すことから始まるのだと、ラプンツェルは教えてくれました。
「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」では、まさにこのシーンがフロートとして再現されているのです。
こんなの泣かずにいられるでしょうか、いいえ、いられません。
しかもですよ、パークに登場するラプンツェルって基本的にピンクのバレエシューズのような靴を履いていたのですが、このパレードに関しては、裸足のように見える肌色のシューズを履いているんです。
個人的な感想なのですが、私本当にラプンツェルに肌色の靴を履かせてくれってラプンツェルがパークに登場した時からずっと言っていたんですよ…。
夢って叶うものですね!!
また、よく見て欲しいのですが、塔から降りてきているラプンツェルの髪の毛が実は編まれていないんです。
編まれて、いないんですよ!
映画でラプンツェルが髪を編むのは、コロナ王国にたどり着いたあとなので、塔から飛び出した瞬間は編まれていない姿が正しいんですよね。
あ〜〜〜解釈の一致。
お花いっぱいの髪もドレスも、青いフリルたっぷりのパニエも最高に可愛いですよね。
~未知の世界へ~ というテーマのユニットで、ラプンツェルが塔から飛び出すシーンを再現したこのパレードは、私史上最高に大好きなパレードに決定しました。
元気いっぱいに飛び回るラプンツェルをぜひ肉眼で見ていただきたいです。
カラフルな風に導かれ、自分の生きる道を決めたポカホンタス
ディズニー映画『ポカホンタス』の主人公ポカホンタスは、先住民族の娘で、大自然の中を自由に駆け回る好奇心旺盛な女性です。
映画の中でポカホンタスは、「カラー・オブ・ザ・ウィンド」という曲を歌うのですが、東京ディズニーリゾートでパレードを見たことがある人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
新大陸征服のためにポカホンタスの住む地にやってきた、イギリス人探検家のジョン・スミスは、先住民族の彼女に対して「何も知らない」と言います。
そんな彼に向かってポカホンタスは、「風の絵具は何色? 」と逆に問いかけるのです。
映画を見た方でしたらわかると思うのですが、この風が本当にカラフルで美しいんです。
色とりどりの風は、ポカホンタスを導き、イギリスへ帰るジョン・スミスの船を後押しします。
~未知の世界へ~ ユニットの最後部には、この風を擬人化したようなダンサーが踊り、まるで映画さながらの光景を見せてくれます。
また、続編である『ポカホンタス II/イングランドへの旅立ち』という作品で、ポカホンタスは平和の使者としてイギリスへと旅立つことになります。
ディズニーアニメーション史上初めての歴史上の人物である彼女の人生は、まさに未知の世界の連続だったと思います。
そんな彼女がフロートの最後を飾るのは、東京ディズニーリゾート40周年を記念して始まったパレードに深みを与えてくれていると思いませんか?
メリダ、モアナ、ラプンツェル、ポカホンタス。
この4人のプリンセスは、年齢も出身も時代も違いますが、共通して自分の信念や決意、勇気を持って行動しています。
いつだって、自分の人生を決めるのは自分自身だし、自分が何者かを決めるのも自分自身だし、夢を叶えるための一歩は自分の足で踏み出さなきゃ始まらないし、たとえ何が起ころうと自分の誇りを胸に抱いて生きていくのは大切なことだと、~未知の世界へ~ ユニットのプリンセスたちは教えてくれます。
「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」をぜひご自身の目で見て、彼女たちから未知の世界を超えていく力をもらってくださいね!
東京ディズニーランド
デイタイムパレード「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」
公演期間: 2023年4月15日(土)〜
公演場所: パレードルート
公演時間: 約45分(1日1回/日中)
フロート台数: 12台
(ウレぴあ総研 ディズニー特集/ いぐ)