アカウミガメ産卵地美しく 東郷小中生ら海岸清掃

アカウミガメの産卵地・風田・平山海岸を清掃する東郷小中の生徒ら

 日南市・東郷小中PTA(井上英彦会長)は5月27日、県指定天然記念物・アカウミガメの産卵地として知られる校区内の風田・平山海岸で清掃活動を行った。美しい砂浜を守るため、児童生徒や保護者、教職員ら約130人が熱心にごみを拾った。
 郷土愛や環境保護の意識を育もうとこの時期に実施しており、今回はコロナ禍などを経て4年ぶりの開催。参加者は、同24日に今季初の産卵が確認されたばかりの同海岸で約1時間、火ばさみなどを使って木片やペットボトルなどを回収した。
 同校中学3年で生徒会長の阪元玲南さん(14)は「アカウミガメがたくさん卵を産めるように、きれいな海を保ち続けたい」と抱負。井上会長は「清掃活動を通じて環境美化に貢献するとともに、コロナ禍で少なくなっていた児童生徒や保護者間の交流も深められた」と話していた。

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