【静岡・大雨まとめ】台風2号と前線の影響 各地で道路の冠水も 気象台は土砂災害や浸水、河川の増水など警戒呼びかけ 2日

台風2号の影響で、静岡県内では1日 夜から激しい雨が降り続いている。一部で道路が冠水するなど影響が出ている。

2日朝、通勤時間帯から雨が強まった浜松市。

(川口卓也 記者)

「午前7時半です、通勤通学の時間に大雨が降ったことからか道路が渋滞しています」

カッパを羽織り、長靴をはいた小学生が足元に気を付けながら登校していた。

雨の影響は静岡市内でも…道路脇に水が溜まり、車が水しぶきをあげて走っていた。水たまりに気を付けながら歩く人の姿も…。雨による混乱は静岡駅でもおきていた。

(伊藤薫平 アナウンサー)

「午前9時半の静岡駅前です。急に風が強くなってきました。かなり視界も悪い状態です」「この辺り、視界が悪くなっています」「傘を持ちながら歩いている人の姿がありますが、風によってあおられて傘の意味がなさない状況となっています」

駅で雨宿りをする人も多く見られた。

(会社員)

「出張で静岡に来ている」「(雨が)すごい降っていると思い、これから車に乗るので心配」「カフェで雨が落ち着くまで作業をしていた」

タイから旅行に来たという男性は。

(タイからの観光客)

「観光で来たが、(天気が)あまりよくないですね」「日本に来る前に天気を見たが、想定していなかった」

一方、2022年、台風15号による大雨で大きな被害を受けた静岡市清水区の鳥坂地区。

(杉本汐音 記者)

「雨風ともに強まってきて、体にたたきつけるよな横殴りの雨が降っています」

2022年の台風で浸水被害を受けた場所を警察官が巡回し、状況を確認していた。降り続く雨に地元の人は…。

(住民)

「(対策を)しているが、今度はどうなるかわからない」「川も水が増えている、浸水する可能性があるのかもしれない」

川が増水していることに不安を募らせていた。静岡市では、2日 午前11時に、市内79か所に緊急避難所を開設し、早めの避難を呼びかけている。

大雨による影響は沼津市でも…。

(三間将一 カメラマン)

「沼津駅前です、断続的に強い雨が降っています、時折風も強くなり歩行者は歩きにくそうです」

強い風にあおられ、傘がひっくり返ってしまう人も…。

(白鳥貴久 記者)

「午前11時すぎの沼津市内です、道路わきに流れる川は今にもあふれ出しそうです」

一部が冠水した道路では、通行するトラックがハザードランプを点滅させ、慎重に運転していた。大雨の影響で午後の授業を取り止める小学校も…。

「出発しますよ」

島田市の大津小学校では、午後1時半に全校児童、約180人を下校させる措置を取った。児童は集団下校するなどして家路を急いだ。

(保護者)

「緊急で下校するということで、仕事を在宅に切り替えて迎えに来た」

県内では2日夕方から夜にかけて雨のピークとなる見込みで、気象台によると、降り始めから午後5時までの総雨量は、伊豆市天城山で332.5ミリ、藤枝市高根山で331ミリ、浜松市春野で301.5ミリとなっている。気象台は引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに 警戒するよう呼び掛けている。

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