6月4日は警官6000人を配備

天安門事件から34周年に当たる6月4日に向けネット上では活動が呼びかけられている。

3日付香港各紙によると、ネット上の呼びかけでは4日の関連活動は銅羅湾のビクトリア公園で行われるとは限らず、各区の公園で行われる可能性がある。加えて香港は3年の新型コロナ禍を経てすでに正常化しており、防疫規制がないため、警察は油断できなくなっている。当日はビクトリア公園、特区政府本庁舎、中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)など重要な施設で警戒を強化し、香港各区でパトロール要員を増やす。当日は約6000人の警官が配備される見込みだ。

林定国・司法長官は「香港版国家安全法はいくつかの事をやってはいけないと明確に説明している。例えば国家分裂扇動、国家政権転覆扇動。各市民の行為はすべて法律規範に基づかなければならない」と述べた。

香港広東社団総会などは3日から5日までビクトリア公園で返還26周年カーニバルを開催する。警察は今のところ4日にビクトリア公園で公衆活動を行う団体の申請は受け取っていない。だがネット上で当日の活動を呼びかけている者がいることを発見し、さらに「ビクトリア公園とは限らない。香港各区の公園でできる」と述べている者もいる。このため警察は3日から数日間はビクトリア公園と各区で警備を強化するという。

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