世界初だった日本の点字投票 札幌で相次いだ不適切対応に当事者は

白杖(はくじょう)を手にてんまつを語るAさん。手前が自分で使う点字器(右)と身障者手帳

 4月の統一地方選前半戦で、視覚障害者が札幌市内の投票所で点字投票中に事務担当者から「本当に目が不自由なのか」と質問されるなどした問題で、ほかにもトラブルが発生していたことが分かってきた。点字投票は100年近い歴史を持ち、世界で初めて導入された制度で、視覚障害者らから不満の声が上がっている。

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