箱根町は2日、2022年の入込観光客数を発表した。新型コロナウイルス禍から回復傾向にあり、前年比28.6%(約386万人)増の1736万人となった。コロナ禍前の8割程度に回復してきており、町は「ここ数年は観光客増減の見通しが立たず大変厳しかったが、ようやく明るい兆しが見えてきた」と話している。
内訳は日帰り客1391万人(同26.9%増)、宿泊客345万人(同35.8%増)。月別では、国の観光需要喚起策が実施されていた影響で紅葉シーズンの11月(205万人)が最も多く、次いでコロナ禍前は閑散期だった12月(195万人)が伸びていた。総数は調査開始の1972年以降、下から7番目だった。