【宇佐】宇佐市長洲の長洲漁港で5月28日、水揚げしたばかりの魚介類や水産加工品を販売する「浜の市」があった。市内七つの酒蔵による「宇佐で角打ち酒蔵まつり」なども同時開催。多くの人でにぎわった。
浜の市は長洲地区の活性化を目的に、県漁協宇佐支店や地元水産業者らでつくる実行委員会が毎年春と秋に開いている。
タイやハモ、イカなど新鮮な海の幸、干物や天ぷらといった加工品が並び、来場者が次々と購入。漁協の女性部や市内の飲食店が販売するシーフードカレーやネギ焼きも人気を集めた。
イカのつかみ取りでは恐る恐る素手で捕まえる児童たちに大きな声援が飛んだ。中津市豊田小3年の井口花咲(いのくち・はなえ)さん(9)は「初めて参加したけど大きいイカが捕れた。おとなしくてつかみやすかった」と喜んだ。
酒蔵まつりは市内の酒蔵でつくるジョッカスの主催。各酒蔵が麦焼酎や日本酒、計18銘柄をカップ一杯100~300円で提供。大分市からのバスツアーもあった。
県内で2024年にある「第43回全国豊かな海づくり大会」の関連行事で、マコガレイの稚魚300匹の放流もした。