市長選で「反党行為」 自民党佐世保支部 県議、市議ら8人処分

 自民党佐世保支部は1日の総務会で、4月の佐世保市長選で支部党員として党議に背く行為があったとして、長崎県議、佐世保市議ら計8人の処分を決めた。来週にも県連に報告する。
 支部によると、処分は市長選で支部と県連が推薦した橋之口裕太氏ではなく、宮島大典氏(現市長)を応援したことが理由。宮島氏の決起大会や事務所開きに参加するなどの反党行為があったとしている。
 処分内容は(1)4月の統一地方選での公認・推薦を決定日にさかのぼって取り消し(2)一定期間の支部役職停止の二つ。公認・推薦取り消しは、外間雅広、湊亮太両県議、大村哲史、久保葉人、柴田英樹3市議と北野正徳前市議の計6人。役職停止は、この6人に湊浩二郎前市議と支部前女性局長を加えた計8人。
 総務会に先立ち、5月22日に開いた支部党紀委員会では「謝罪ですむ話ではなく、しっかりとした処分が必要」との意見でまとまったという。


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