「こぎん装飾列車」弘南鉄道大鰐線にお目見え/沿線風景モチーフ

運行を始めた弘南鉄道大鰐線の「こぎん装飾列車」=2日午後、弘前市の中央弘前駅付近。
こぎん柄をアレンジしてリンゴなどを描いた車両の内側ドア

 弘南鉄道大鰐線は1日から、こぎん刺しの柄でラッピングした「こぎん装飾列車」を運行している。沿線の風景をこぎん柄で車体に描き、観光客らを楽しませている。

 同列車は、4組(2両一組)ある列車のうちの一つ。こぎん柄をアレンジし、外側を青やオレンジの帯で飾ったほか、ヘッドマークには岩木山、ドア内側にはリンゴや桜、アジサイを描いた。

 2日午後、中央弘前駅を訪れた都内の男性(53)は「ノスタルジックで良いデザイン。タイミングよく乗れてラッキー」と話し、列車を写真に収めていた。

 同列車は津軽圏域14市町村の観光誘客キャンペーン「ツガル ツナガル」の企画の一つ。同鉄道の担当者は「ぜひ一度乗りに来て、沿線の風景と一緒に楽しんでほしい」とPRする。運行時刻は中央弘前駅(電話0172-32-6449)で確認できる。

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