4年ぶり総合開会式 選手団600人、はつらつ行進/青森県高校総体開幕

コロナ禍を乗り越え、4年ぶりの開催となる総合開会式に臨んだ各校の選手団=2日、青森市のマエダアリーナ
力強く選手宣誓する三本木農業恵拓アーチェリー部の沼尾主将
合同でダイナミックな演技を披露、参加選手にエールを送った各校のチアリーディング部員
総合開会式に参加した選手たちにエールを送る各校の応援団

 第76回県高校総合体育大会は2日、青森市のマエダアリーナで総合開会式を行い開幕した。大会には県内61校から1万4250人(先行開催含む)が参加。「我が思い 勝利へ向かう 羽となれ」のスローガンの下、5日までの4日間、県の頂点と全国高校総体(インターハイ、北海道を主会場に7月22日~8月21日)出場を懸けて県内各地で熱戦を繰り広げる。

 総合開会式は新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりの実施。青森市内7校でつくる吹奏楽隊の演奏の中、60校約600人の選手団は、校旗が描かれた手旗や横断幕、リンゴなどを手に、はつらつと行進した。

 八工大一が闘魂旗、青森山田が明朗旗を返還。県高体連の岡一仁会長は「スローガンは、コロナ禍によりさまざまな場面で我慢を強いられた選手の皆さんに向けた、県内全ての高校生からの熱いエール。競技ができる喜びを感じながら、持てる力の限りを尽くしてほしい」とあいさつした。

 選手を代表し、三本木農業恵拓アーチェリー部の沼尾大輝主将が「青春の一ページとなるこの高校総体で、監督や顧問の先生、家族への感謝の気持ちを忘れず、ともに厳しい練習を乗り越えてきた仲間との熱い気持ちを胸に、最後まで全力でプレーする」と誓った。

 このほか、青森商レスリング部と青森工ヨット部に奨励賞を授与し、大会ポスターとスローガンの入選者を表彰。各校の応援団によるエールやチアリーディング部の演技も披露され、開幕を盛り上げた。

 大会初日は9競技を実施。第2日の3日は県内各地で27競技を行う。

 表彰を受けた連続優勝校は次の通り。

 ▽9大会 弘前実男子陸上競技部、弘前中央女子なぎなた部
 ▽6大会 弘前学院聖愛女子体操部、東奥学園男子卓球部、青森工男子ヨット部、八工大一男子ボウリング部
▽3大会 青森山田男子ラグビーフットボール部、柴田学園女子スキー部、八工大一男子自転車競技部
▽3年 八学光星男子フィギュアスケート部

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