清水エスパルス、新スタジアム建設に向けて「最有力候補地」の土壌調査が決定!場所はここ

4月3日に秋葉忠宏監督が就任して以降、リーグ戦では8試合負けなし(6勝2分)で一気に順位を上げてきたJ2の清水エスパルス。

しかしそこからの4試合では1勝3敗とややブレーキがかかっており、本日もモンテディオ山形を相手に、白崎凌兵のゴールで1点を返したものの1-2の敗戦を喫してしまった。

ただし、最近の3敗はいずれもアウェイゲーム。ホームでは秋葉監督就任からカップ戦を含めいまだに無敗を維持している(6勝1分)。やや“内弁慶”と言えるだろうか。

さてそんな清水では、新スタジアム建設に向けた動きが進んでいる。

清水は2020年、山室晋也社長が就任。プロ野球の千葉ロッテマリーンズで辣腕を振るい、「リアル半沢直樹」とも称された経営者は、就任初年度から新スタジアムの必要性を訴えてきた。

Qolyでは就任初年度、コロナ禍に入ったばかりの時期に山室社長へのロングインタビューを実施している。

それから3年の時が経ち、現在ではホームタウンである静岡市のもと、スタジアム整備に関しては基本的に2つの案に絞られている。

一つは、現在のホーム、IAIスタジアム日本平での再整備。

もう一つは、有識者や公募市民でつくる静岡市の検討委員会によって最有力候補地に選定された、ENEOS(エネオス)製油所跡地での新スタジアム建設だ。場所はここ。

JR清水駅東口の目の前にある広大な土地。清水駅東口では駅前公園に老朽化した桜ヶ丘病院が移転することが決まっており(工事もスタート)、再開発という意味でも注目されている場所だ。

5月25日には、今年4月の静岡市長選挙で勝利し就任した難波喬司市長が、土地を所有するENEOSの齊藤猛社長と面会。その中で、製油所跡地の土壌調査について打診し、ENEOS側も了承したという。静岡朝日テレビ(SATV)が伝えている。

静岡市は準備ができ次第調査を進め、年内に結果を取りまとめる方針とのことだ。

なお、清水駅東口では、スタジアムと静岡市の清水庁舎を一体整備する案も持ち上がっているが、難波市長は4月25日の会見でその構想を改めて否定している。静岡テレビでの報道がこちら。

スタジアムと市庁舎では複合施設としてのマッチングにあまり期待ができず、構想自体も複雑化してしまう。

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駿河湾に面しているため地震や津波対策なども大きな課題となりそうな場所だけに、できればスタジアム単体の話として進んでいってほしいところだ。ひとまず動向を見守りたい。

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