<興味深人 インタビュー>児童養護施設の子どもと文通 心の里親会・奨学会会長・繁富よしえさん

しげとみ・よしえ 札幌市生まれ。東京の短大を卒業後、幼稚園教諭として働いた。札幌に戻って結婚し、男の子3人を育てながら夫が経営する工務店で働く。1989年に友人に誘われ、心の里親会に入会した。札幌市内の支部長、心の里親奨学会理事長などを経て2012年から現職。

 公益社団法人「心の里親会・奨学会」(札幌)は、札幌、北広島両市、後志管内仁木町の7児童養護施設と文通したり奨学金を出したりして、何らかの事情で親と暮らせない子どもたちを支えている。活動の中心は文通で、メールや交流サイト(SNS)が全盛の時代でも、会員が子どもと一対一で手紙をやりとりし、人生に寄り添う。会長の繁富よしえさん(73)に、手紙に込める思いを聞いた。

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