東京・大正大学園祭に大画軸と御足お目見え 奈良・長谷寺所蔵品レプリカ

大画軸と御足のレプリカの前で営まれた法要=3日、東京都豊島区の大正大学

 奈良県桜井市初瀬の真言宗豊山派総本山の長谷寺が所蔵する国内最大級の掛け軸「長谷寺大観音大画軸」のレプリカが3日、東京都豊島区の大正大学の学園祭「第11回鴨台祭」にお目見えした。今年は真言宗開祖の空海生誕から1250年の節目となり仏教系の同大は記念して初めて展示した。きょう4日まで。

 この日は設置された大画軸の前で僧侶や学生らによる法要が営まれた後、触れるとご縁があるとされる同寺本尊十一面観世音菩薩立像(重文)の御足のレプリカも置かれ、多くの人が御足に触りながら参拝していた。

 案内係で同寺で修行をした仏教学部仏教学科の野辺契俊さん(23)は「多くの人に長谷寺のことを知ってもらいたい」と熱心に来場者へ説明していた。

© 株式会社奈良新聞社