犬の『知育玩具』って本当に効果あるの?使うメリットや正しい使用方法を解説

犬の「知育玩具」の効果とメリット

犬に「知育玩具」を与えることで、どのような効果やメリットが生まれるのでしょうか。

本能を刺激することができる(ストレスの軽減)

犬の知育玩具には、本能を刺激することでストレスを軽減させる、という効果を期待することができます。

ノーズワークという知育玩具を使った遊び方がります。おもちゃの中におやつを隠し、嗅覚・鼻先・手先を使って取り出して食べる、という方法です。

犬の「狩りをして獲物を得る」という本能を刺激することができ、本能が満たされることでストレスの軽減になる、というものです。

ただ、狩りに全く興味のない犬もいます。おやつのニオイはするけれど、自分では探そうとも取り出そうともしない犬もいます。

そういった犬には、ノーズワークという知育玩具は効果が感じられないことがあります。

遊びながらおやつを食べることができる(運動不足の解消)

知育玩具には、遊びながらおやつを食べることで運動不足の解消ができる、という効果を期待することができます。

飼い主にも犬にも人気なのがコングという知育玩具です。コングに似た知育玩具も様々にありますので、愛犬に適切だと思われるものを選ぶとよいと思います。

おもちゃの中におやつを入れ、犬が鼻先や手先を使って転がすことでおやつが出てくる、という仕組みです。

室内で遊ぶことができるため、雨の日の運動不足の解消にもよいですし、お散歩に行きづらくなった老犬の軽い運動にもおすすめできます。

ただ、おもちゃを転がしてまでおやつを食べたいとは思わない、というタイプの犬には効果を感じられないことがあります。

我が家の愛犬は、自分では絶対に転がそうとせず、おやつが出てくるまでコングをジーッと見つめているタイプです。

犬の「知育玩具」の正しい使用方法

ここからは、「知育玩具」の正しい使用方法について解説します。

愛犬に合った大きさの知育玩具を与える

とくに、中におやつを入れて楽しむ知育玩具である場合、おもちゃごと飲み込んでしまう恐れがあります。さらにはおもちゃを噛んで破壊し、おやつと一緒に破片まで飲み込んでしまう恐れがあります。

誤飲誤食の心配がある場合、犬の口にすっぽりと収まってしまうサイズの知育玩具は与えないようにしましょう。

与える度に安全を確認する

知育玩具は耐久性に優れたものがほとんどですが、長く使い続けていると、破損している部分が見つかることがあります。

少しでも劣化や破損がある場合には与えない方がよいです。破損した部分が愛犬の肉球や口の中を傷つけてしまう恐れがあります。新しいものを買ってあげてください。

使い方を見せて教えてあげる

初めから知育玩具を使いこなすことができる犬もいますが、基本的には飼い主が使い方を見せて教えてあげる必要があると思います。

難易度が低いままであると退屈してしまいますので、少しずつ難易度を上げ、その都度、使い方を見せて教えてあげると理解しやすいです。

目的に合った知育玩具を与える

  • 退屈させない
  • 長く遊び続けられる
  • 早食いの防止
  • 老化対策

知育玩具を与える目的は様々にあると思いますが、このようなことがよく当てはまるのではないでしょうか。

ごはんの早食いの防止が目的なのであれば、すぐには取り出すことができないような、難易度の高い知育玩具を与えるとよいと思います。

まとめ

「犬の知育玩具の効果とメリット」と「犬の知育玩具の正しい使用方法」を解説しました。

知育玩具に興味を持ってもらうことができるかどうかは、犬の性格や好みによって差が出やすいです。

もともとおもちゃで遊ぶことに興味がない犬の場合、知育玩具にも興味を示さないことがよくあります。

一方で、もともとおもちゃに全く興味のなかった犬が、知育玩具におやつを仕込んで与えることでよく遊んでくれるようになる、ということもあります。

初めはどんな犬も遊び方が分からないと思いますので、飼い主が遊ぶ姿を見せて教えてあげてくださいね。

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