YOSHIKI、ダフト・パンクも松本零士さん悼む「沢山の大切な想い出と喜び」

2月13日に85歳で死去した漫画家、松本零士さんのお別れの会が3日、都内の東京国際フォーラムで2部構成にて開かれ、約3000人が参列した。「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」「宇宙戦艦ヤマト」など、宇宙を舞台とした名作を次々に生み出した巨匠にふさわしく、お別れの会では宇宙をテーマとした祭壇が設けられた。

世界中で愛された作品同様に、幅広い交遊関係を持ってきた松本さん。弔電ではX JAPANのYOSHIKI、仏パリのテクノミュージックの世界的デュオとして2022年まで活動したダフト・パンクが、松本さんへの思いを寄せた。

【YOSHIKIの弔電】

松本さんは私たちにとって、多くの人々に夢と希望を届けた偉大なるアーティストであり、私自身にとっても特別な存在でした。

私は2014年に松本さんと直接お会いし、お話をする機会を頂きました。その時、直接私のためにイラストを描いて下さいました。そのイラストは今も私の大切な宝物です。

松本さんは、数々の素晴らしい作品を通じて私たちに無限の可能性を示してくれました。彼の美しいイラスト、壮大なマンガの世界感は、私たちの想像力をかき立て、新たな世界へと導いてくれました。彼の作品は私たちに勇気と希望を与え続け、私たちの心の中で生き続けることでしょう。

松本零士さん、本当にありがとうございました。私があなたとお会いできたことは、私の人生においてかけがえのない瞬間です。あなたの作品と出会えたこと、そして交流させていただいたことに深い感謝の意を示します。ありがとうございました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

YOSHIKI

【ダフト・パンク、トーマ・バンガルテルとギ=マニュエル・ドゥ・オメン=クリストの弔電(翻訳)】

私たちが子供の頃、伝説でありアイコンだった松本零士先生。その先生と直接お会いし、“ダフト・パンクと松本零士”として「インターステラ5555」の仕事でご一緒できたことは、私たちの夢の実現でした。先生との素晴らしい創作の旅路は、沢山の大切な想い出と喜びに満ち溢れていました。美しい作品の数々をこの世界に届けて下さった松本先生だからこそ、その魂が安らかな場所にいらっしゃることを信じてやみません。

トーマ・バンガルテル&ギ=マニュエル・ドゥ・オメン=クリスト

「松本零士先生 お別れの会」で設けられた祭壇(C)松本零士/零時社

(よろず~ニュース編集部)

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