パソコンが…数万円分の電子マネー購入求める高齢者 店員ら連携、詐欺被害防ぐ 川口のセブンイレブン2店

左から小川龍誠さん、篠原正樹さん、小川照恵さん、棚田幸弘さん、岡部圭さん、宮崎知代さん、門井幸夫武南署長=5月30日午後、埼玉県警武南署

 詐欺を未然に防いだとして埼玉県警武南署は5月30日、「セブンイレブン川口坂下2丁目店」の棚田幸弘店長(56)、従業員の宮崎知代さん、岡部圭さん、「セブンイレブン川口安行慈林店」の篠原正樹オーナー(49)、従業員の小川照恵さん、小川龍誠さん(17)に感謝状を贈った。

 坂下2丁目店では4月14日午後1時ごろ、「パソコンが動かない」などと話す高齢男性が5万円分の電子マネーを購入しようとしたことを不審に思い、岡部さん、宮崎さんが連携し警察に通報。

 安行慈林店では4月20日午後4時20分ごろ、「パソコンのウイルス除去にお金がかかる」などと話す高齢男性が15万円分の電子マネーを購入ようとしたことを不審に思い警察に通報して被害を防いだ。接客を担当した小川龍誠さんは「お客さまの財産を守ることができ、うれしく思う」と話した。

 一人一人に感謝状を手渡した門井幸夫武南署長は「各店で詐欺の手口を周知し、被害を防いでいただいたことに感謝します。引き続き被害を少なくするため、しっかりと連携したい」と謝意を述べた。

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