九重町で6日に「ピックルボール」の体験会 米国発祥、ラリー継続に主眼【大分県】

ピックルボールの道具を持ち、体験会への参加を呼びかける山本幸雄さん(左)、清美さん夫婦=九重町の九重文化センター体育館

 【九重】九重町唯一の総合型地域スポーツクラブ「ここのえ夢クラブ」は6日、米国発祥のニュースポーツ「ピックルボール」の体験会を九重文化センター体育館で初めて開く。テニスとほぼ同じルールの屋内競技で、国内ではあまり知られていない。7月からは恒例教室にする計画。「九重から普及を進め、地域の健康増進につなげたい」と積極的な参加を呼びかけている。

 ピックルボールは1965年に米国で誕生。バドミントンと同じ広さのコートで、卓球よりも一回り大きなラケットを使い、穴の開いたプラスチック製ボールを打ち合う。テニスに比べスピードが遅く、ラリーを続けやすい。ルールはテニスに準じるが、ラリーの継続と楽しむことに主眼を置き▽サーブはバウンドさせてから打つ▽3球目まではボレー禁止―など違う部分もある。米国では人気が高まりつつあるという。

 体験会では健康運動指導士の山本幸雄さん(72)=町内松木=が、妻清美さん(59)と一緒に指導する。長年、夫婦で硬式テニスをしており「テニスほど運動量が多くなく、子どもから高齢者まで世代を超えて楽しめるのが大きな魅力」と話す。

 仕事帰りでも参加しやすいよう、体験会は午後7時半から1時間程度。申し込みは不要で無料。体育館シューズ、タオル、飲み物を持参する。20日も同じ時間に開き、7月以降は月2回の恒例教室に「昇格」させる予定。

 問い合わせはここのえ夢クラブ事務局(0973.76.3888)。

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