大分市で「県ゆうあいスポーツ大会」 知的障害者550人が8種目で熱戦【大分県】

開会式で選手宣誓をする高嶋東美さん(左)と角広幸さん=3日、大分市横尾
100㍍を全力で駆け抜ける選手たち
100㍍を全力で駆け抜ける選手たち
400㍍走のスタートを切る選手たち

 知的障害者の体力向上や交流を図る「県ゆうあいスポーツ大会」が3日、大分市横尾のレゾナックドーム大分であった。新型コロナウイルス禍の中断を経て、4年ぶりに開催。県内49施設の約550人が熱戦を繰り広げた。

 開会式では、大会名誉会長の佐藤樹一郎知事と平原伸・県知的障害者施設協議会長が「練習の成果を存分に発揮し、笑顔あふれる大会にしてほしい」とあいさつした。

 選手を代表して、「ややま園」(中津市大貞)の角(すみ)広幸さん(42)と、高嶋東美(はるみ)さん(42)が「競技を楽しみ、絆を深めます」と宣誓した。

 大会は100メートル走、立ち幅跳び、フライングディスクなど8種目で競った。400メートル走に出場した「明日の輪」(大分市佐野)の指原隆司さん(25)は「負けないぞという気持ちで走った。久々の大会で1位が取れてうれしい」と話した。

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