【ガンプロ】7・9大田区で勝村周一朗&和田拓也の格闘コンビがSOGタッグ王座に挑戦へ!

ガンバレ☆プロレスが6月3日、東京・高島平区民館で「遊星からの物体X2023」を開催した。勝村周一朗と和田拓也の格闘コンビが天下分け目のビッグマッチ「WRESTLE SEKIGARA Ⅱ」(7月9日、東京・大田区総合体育館)で、「変態パンチドランカーズ」(佐藤光留&前口太尊)が持つスピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界タッグ王座に挑むことが決定的になった。

勝村と和田はアマ修斗時代からの練習仲間で、階級が異なるため総合格闘技では対戦したことはなかった。団体こそ違えど、勝村は修斗世界バンタム級王座、和田はウェルター級キング・オブ・パンクラス王座を戴冠し、ともに総合の世界で頂点を極めた。その後、両者はプロレスの世界に足を踏み入れ、巡り巡って、5月6日の高島平大会でシングル対決。その時は勝村が和田に丸め込みで勝利した。この日はセミファイナルのタッグマッチ(勝村&翔太VS高尾蒼馬&和田)で対戦。2人はピリピリするようなグラウンドでのサブミッションの攻防、ミドルキックの応酬でやりあったが、勝村の関節技を切り返した和田がエビ固めで丸め込んで3カウントを奪取。5・6高島平大会の借りを返した和田は握手を求めるも、勝村は拒否した。

メインイベント(渡瀬瑞基&前口太尊&岡田剛史VS石井慧介&今成夢人&イルシオン)で、前口が飛びヒザ蹴りで今成を仕留めて勝利を奪うと、和田がリングイン。

和田が「前回の借りは返した。来月、俺の地元・大田区で何かあるらしいな。タッグの挑戦者が決まってないんだって。地元でやらしてくれないかな。パートナーはもう決めてるから」と言うと、勝村が登場。勝村は「ガンプロにタッグのベルトができて、佐藤光留と前口太尊がチャンピオンなら勝てるのは俺と和田しかいないだろ。さっきはムカついて握手しなかったけど、こんな機会でもないと、組まないと思うんで、大田区で挑戦いいですかね?」と挑戦表明。

前口は「俺2人に勝ってないんで。逆に挑戦させてください」と受諾。ただし、もう一人の王者の光留は第2試合に出場した後、別の興行への参戦のため、すでに会場を後にしており、意思確認もできないため、三島通義相談役はいったん保留とした。だが、前口がヤル気満々であることから、7・9大田区でのタッグ王座戦が確実になったとみてよさそうだ。

バックステージで勝村は「今年の1月から出てもらってやり合って、お互いの強さも20年前から知ってる。佐藤光留と前口太尊の強さもよく分かってるんで。あの2人に勝てるのは俺と和田しかいないんじゃないか」、和田は「アマチュア時代から、ずっとやってきた先輩。間は開いたけど、この半年やってきて、信頼してる先輩だから。ムカついたりはお互いにしてたけど、修斗とパンクラスのチャンピオンでベルト獲りたい」と王座獲りに意気込んだ。さらに、この日は元全日本プロレスで光留のパートナーで、和田とも縁があった青木篤志さんの命日だったが、和田は「縁の合った青木の命日に、勝村さんに勝って、タイトルに挑戦する。相手が佐藤光留。何かあるんじゃないかと思います」と感慨深げだった。

一方、前口は「和田選手、勝村選手、1回も勝ったことないんで。それを大舞台の大田区でやらしてもらうんで。その頃にはきっと(作製が遅れている)ベルトもあるんで。本当の意味でタイトルマッチだと思うんで。ベルトをかけて試合しましょう」と意欲を見せた。

【大会名】遊星からの物体X2023
【日時】2023年6月3日(土)
【会場】東京・高島平区民館
【観衆】131人

▼第一試合 30分一本勝負
○大家健 vs 神崎ユウキ●
7分59秒 片エビ固め
※炎のスピア

▼第二試合 30分一本勝負
○佐藤光留 vs 冨永真一郎●
12分7秒 ワキ固め

▼第三試合 春日萌花休業前ラストマッチ 30分一本勝負
○春日萌花&HARUKAZE&長谷川美子 vs 網倉理奈&YuuRI●&リアラ
11分31秒 片エビ固め
※ダイビング・フットスタンプ

▼緊急決定試合 春日萌花壮行バトルロイヤル 時間無制限勝負
○春日萌花 vs リアラ●
5分27秒 横入り式エビ固め
※退場順=YuuRI、勝村周一朗、長谷川美子、前口太尊、石井慧介、今成夢人、神崎ユウキ、大家健、高尾蒼馬、HARUKAZE、渡瀬瑞基、翔太、冨永真一郎、リアラ

▼セミファイナル スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
●勝村周一朗&翔太 vs 高尾蒼馬&和田拓也○
11分44秒 エビ固め
※押さえ込む。

▼メインイベント 30分一本勝負
渡瀬瑞基&○前口太尊&岡田剛史 vs 石井慧介&今成夢人●&イルシオン
14分54秒 エビ固め
※飛びヒザ蹴り

〈写真提供:ガンバレ☆プロレス〉

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