【シンガポール共同】浜田靖一防衛相は4日、オーストラリアのマールズ国防相とシンガポールで会談した。防衛装備品の技術分野で協力を加速させるため、共同研究を始めるたびに交わす文書を簡略化する覚書に署名した。同様の覚書は米国に続き2カ国目。軍備拡大を進める中国への対抗が念頭にある。
浜田氏は会談で「科学技術は日豪の防衛関係の深化に不可欠だ。先進技術に関する具体的協力を推進したい」と強調。マールズ氏は「世界の脅威が増しており、日本と関係を深めることが何より必要だ」と述べた。
浜田氏はウクライナのレズニコフ国防相とも会談した。
