総統選、野党候補が訪日へ 前台北市長の柯文哲氏

柯文哲氏

 【台北共同】台湾で来年1月に実施される総統選への出馬を表明している前台北市長の柯文哲氏が4日、訪日のため北部・桃園国際空港を出発した。柯氏は野党、台湾民衆党トップ。空港で報道陣に対して「日本は台湾にとってアジアで最も重要な友人だ」と述べ、訪日で相互理解を一層深めたい考えを示した。

 総統選は柯氏と与党、民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統、最大野党、国民党の侯友宜・新北市長の三つどもえの争い。国民党は柯氏との協力による野党共闘を模索している。鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者の郭台銘氏も柯氏との協力に含みを持たせている。

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