西郷隆盛の関わり、発展へ 鹿児島、鶴岡、酒田の3商議所交流会

鹿児島、鶴岡、酒田の3商工会議所の会員が親睦を深めた交流会=鶴岡市・東京第一ホテル鶴岡

 鹿児島、鶴岡、酒田の3商工会議所による合同交流会が1日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で開かれた。庄内と鹿児島の交流を民間レベルでさらに深め、発展させることを確認した。

 戊辰(ぼしん)戦争で新政府軍に激しく抵抗した庄内藩に対し、西郷隆盛は寛大な措置をしたことから鹿児島との縁が生まれた。1969(昭和44)年に鶴岡、鹿児島の両市が兄弟都市の盟約を結んでいる。

 鹿児島から17人が来県し、交流会には酒田商議所の会員を含め約60人が出席した。上野雅史鶴岡商議所会頭が「庄内一円と鹿児島の交流を進めていきたい」と、加藤聡酒田商議所会頭が「鹿児島との縁を今後も大切にしたい」とそれぞれあいさつした。岩崎芳太郎鹿児島商議所会頭が「大切な歴史を次世代に受け継いでいく」と語った。参加者は庄内の地酒を味わいながら和やかに懇談した。

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