福井県内の県立高校の2024年度一般入試は来年2月20、21日に実施される。「私立高の一般入試と日程が近いことによる精神的負担を軽減する」（福井県教育委員会）ため、23年度より5日間後ろ倒しした。県内私立高6校の一般入試は来年2月1、2日。県教委と県私立中学高校協会が6月2日発表した。
県立高の一般入試は過去2年間、新型コロナウイルス流行下の特別措置として、例年の3月上旬から2週間早めて実施。病気や事故で休んだ生徒向けの追検査後に、新型コロナに感染するなどした生徒を対象に「特別検査」を設けていた。
私立高を併願受験する一部の生徒や保護者から、2週間前倒しのスケジュールについて「（試験日程が立て込み）負担感が大きい」と見直しを求める声が出ていた。
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24年度は、新型コロナ感染後の自宅療養の目安が5日間に短縮されたことを踏まえ、特別検査を取りやめる。欠席者は全て2月26、27日の追検査を受ける。受験の過密日程解消のため、過去2年間より日程を遅らせ、かつ早めに進路決定ができることも重視し、今回の日程に決まったという。
合格発表は2月29日。推薦入試、特色選抜などは例年通り1月中旬に実施し、面接などを同16日、合否通知を同19日に行う。
私立高の一般入試の合格発表は2月7日。推薦とスポーツ文化選抜入試は1月16日に行い、合格発表は同19日。
県教委は高志中の24年度入試日程も発表した。12月16日に適性検査、同17日に面接を行い、同25日に合格者を発表する。
