4年ぶりにガタリンピック、佐賀 有明海の干潟で開催

4年ぶりに開かれた「鹿島ガタリンピック」で、泥だらけになりながら競技を楽しむ参加者=4日午後、佐賀県鹿島市

 日本一の干満差がある有明海の干潟で、出場者が泥だらけになって競う運動会「鹿島ガタリンピック」が4日、佐賀県鹿島市で4年ぶりに開かれ、海外約15カ国からの参加者を含む計約1500人が競技に挑んだ。強い日差しが照りつける中、約2万5千人の観客が訪れ、干潟はにぎわいをみせた。

 競技は午後1時ごろに始まった。参加者は干潟の上に敷いた板の上を自転車で走る「ガタチャリ」や、板に乗って両手で泥をかいて進む「人間むつごろう」など8競技を楽しんだ。

 ガタリンピックは1985年、新幹線も高速道路もない地域の振興を目的として、地元の若者が企画した。

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