学芸館、広陵に完封負け 春の中国高校野球準決勝

【広陵―学芸館】8回裏学芸館2死二塁、奥浜が空振り三振に倒れ無得点に終わる。捕手只石=絆スタジアム

 春の中国高校野球大会第2日は4日、山口県岩国市の絆スタジアムで準決勝があり、岡山代表の学芸館は昨秋の中国覇者の広陵(広島)に0―1で完封負けし、初の決勝進出はならなかった。

 学芸館は先発左腕の金田が8回1失点と好投したものの、八回1死二塁を連続三振で逃すなど打線が相手エース高尾に封じられた。

 広陵と宇部鴻城(山口2位)が6日の決勝に進んだ。

 ▽準決勝

広陵

010000000|1

000000000|0

学芸館

▽二塁打 金山▽暴投 高尾

 【評】学芸館は散発4単打の打線が機能せず零封負け。敵失と森下の中前打、四球で得た三回1死満塁、代打坂本の内野安打を足場につくった八回1死二塁で一本が出なかった。8回1失点の左腕金田を中心に守備で粘っただけに惜しい。

 広陵は右腕高尾が11奪三振で完封。攻めては二回、真鍋、只石の連打で無死一、三塁とし、金山の中犠飛で虎の子の1点を挙げた。

下関国際

0020000|2

330004X|10

宇部鴻城

(七回コールド)

(下)伊東、福嶋―吉田

(宇)浅田―岡本壮

▽三塁打 吉村(宇)▽二塁打 福嶋(下)大川、岡本翔(宇)

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