荒「BMWとミシュランのおかげ」柳田「自分、すごい持ってるな」【第3戦GT300決勝会見】

 三重県の鈴鹿サーキットで開催されている2023スーパーGT第3戦『SUZUKA GT 450km RACE』。6月4日の午後に行われた決勝レースを終え、GT300クラスで優勝を飾ったStudie BMW M4の荒聖治と柳田真孝が決勝を振り返り、次戦への展望を語った。

荒聖治/第1、第2スティント担当

「こういう状況なので(MOTUL AUTECH Zのクラッシュにより決勝レースは赤旗終了)結果を手放しには喜べないですが、自分のスティントは作戦通りにいいペースで走行できたと思います」

「今回のGT300クラスは、レース開始直後にピットインしたマシンがトップ集団を形成した展開となりました」

「この作戦は、BMW M4 GT3とミシュランタイヤのパフォーマンスがなければ実行できなかったので、この武器を準備してくれたチームに感謝したいです」

「(第4戦富士へむけて)前回の富士で不足している部分をふまえて、夏の富士へむけてしっかりと準備して挑みたいと思います」

2023スーパーGT第3戦鈴鹿 荒聖治(Studie BMW M4

柳田真孝/第3スティント担当

「優勝はできましたが、ドクターヘリで搬送されている同年代の次生選手がとても心配です」

「ただ僕は、ブルーノ選手(ブルーノ・スペングラー)が出場出来ないときに乗せてもらっているので、(代わりとして出場するという)そういったときに優勝できたということが嬉しいです」

「レース展開としては、早めに給油を終えるという作戦が上手くいき、さらに2回目のピット作業も素早く終えることができました」

「52号車(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)はピット作業でミスがあったので前に出ることができましたし、その後はミシュランタイヤのウオームアップがよかったので、アウトラップに苦しんでいる2号車の前に出ることができました」

「ですがそのあとはペース的に厳しく、2号車と52号車には追い付かれてしまったのですが、M4がもつストレートスピードの速さを生かしつつ、なんとかコーナーで抑えてポジションを維持することが出来ました」

 また、決勝レース当日の6月4日で44歳の誕生日を迎えた柳田は「レースの神様がプレゼントを運んできてくれたのかな。自分、すごい持ってるなと思います」とバースデーウインを喜んだ。

「(第4戦富士へ向けて)僕は次のレースが今シーズン最後のレースになると思うので、結果はもちろん大事ですが存分に楽しんで、荒選手とまた表彰台に立てるように頑張ります」

2023スーパーGT第3戦鈴鹿 柳田真孝(Studie BMW M4)
2023スーパーGT第3戦鈴鹿 荒聖治/柳田真孝(Studie BMW M4)

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