地引き網で魚取れた! 富山県氷見市の海岸で親子力合わせ

地引き網を引っ張る子どもたち=島尾海岸

 富山県高岡市伏木地区の子どもたちが4日、氷見市の島尾海岸で地引き網を体験し、元気に網を引っ張った。カワハギやキス、タイなどが揚がり、大喜びした。

 伏木地区児童クラブ連絡協議会(針山健史会長)が学年を超えた交流や親子の触れ合い、他町内との交流を目的に「いきいきふれあい体験地引き網」と題して行った。20回目の今年は児童と保護者計約150人が参加した。新型コロナや天候の影響で地引き網の体験は数年ぶりで、氷見市の田子漁業が協力した。

 子どもたちは沖合に仕掛けられた網の両端を力を合わせて引っ張った。網が海岸に近づくと「(魚が)めっちゃおる」と歓声を上げた。木津小6年の谷畑樹音さんは初めての体験に「網は結構重かったけどみんなでやって楽しかった」と笑顔を見せた。

 子どもたちは島尾海浜公園で宝探しゲームやニュースポーツ「クリング」も楽しみ、昼は焼きそばや鍋などを味わった。海岸や周辺の清掃活動にも取り組んだ。北日本新聞社後援。

地引き網を力を合わせて引く子どもたち

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