米高官「米中衝突は避けられる」 首脳対話の再開に期待

サリバン米大統領補佐官(AP=共同)

 【ワシントン共同】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は4日放映のCNNテレビで、激化する米中対立について「衝突や冷戦は不可避ではない」と述べた。2月に米軍が中国の偵察気球を米上空で撃墜した問題で冷却化している米中関係を、外交を通じて管理できるとの見方を示し、両国首脳の対話再開にも期待を寄せた。

 国務省で東アジア・太平洋を担当するクリテンブリンク次官補が4日に訪中。気球問題で2月から延期されたブリンケン国務長官の訪中の実現に向け調整を進めるとみられる。

 サリバン氏は「われわれは激しい競争をすると同時に、外交にも熱心に取り組む」と強調した。

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