小学生力士が熱戦 茨城・坂東 二所ノ関親方の指導も

二所ノ関親方が見守る(右端)中、熱戦を繰り広げる参加者=坂東市山

わんぱく相撲坂東場所が4日、茨城県坂東市山の市猿島体育館で開かれ、市内外から参加した小学1~6年生約50人が日頃鍛えた力や技を競った。特別ゲストとして二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)も駆け付け、小学生力士たちの熱戦を見守った。

開催は4年ぶり。伝統の国技・相撲を通して青少年の健全育成を図ろうと、坂東青年会議所が実施している。学年ごとに、予選リーグと決勝トーナメントで勝敗を競った。4~6年生の上位入賞者4人は、25日に笠間市内で開催する県大会に進み、7月30日に両国国技館(東京都)で開かれる全国大会を目指す。

大会終了後には、二所ノ関親方が四股の踏み方など相撲の練習方法を伝授し、「最後まで諦めず、さまざまなことに頑張ってほしい」とエールを送った。菊地輝明実行委員長は「スポーツの楽しさを伝える機会として、継続していきたい」と話した。

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