ユヴェントスはELに届かず。スペツィアとヴェローナは残留プレーオフへ

セリエA 第38節 結果まとめ

写真:スクデット獲得のナポリは最終節で勝利。オシムヘンが得点王に輝いた ©Getty Images

6月2日から4日にかけて、セリエAの最終節となる第38節の10試合が行われた。

ナポリは最下位サンプドリアとホームで対戦。前半はスコアレスだったが、後半にヴィクター・オシムヘンとジョバンニ・シメオネがゴールを奪い2-0でフィニッシュ。優勝したシーズンを勝利で締めくくった。

2位ラツィオはアウェイでエンポリと対戦。スコアレスで迎えた後半立ち上がりにアレッシオ・ロマニョーリが、相手に退場者が出て数的優位に立った試合終了間際にはルイス・アルベルトがゴールを奪い、2-0で勝利。シーズン2位を確定させた。

トリノとのアウェイゲームに挑んだ3位インテルは、37分にマルセロ・ブロゾヴィッチが強烈なミドルシュートをたたき込み、これが決勝点に。1-0で勝利を収め、こちらもシーズン3位を確定させている。

試合前にシーズン4位が確定したミランはホームで残留争いを演じるヴェローナと対戦。前半アディショナルタイムにオリヴィエ・ジルーのPKで先制すると、一時は同点に追いつかれたものの、終盤にラファエウ・レオンが2ゴールを奪い3-1の勝利を収めた。

5位アタランタはトゥーン・コープマイネルスがハットトリックを決めるなどし、モンツァに5-2で大勝。スペツィアと対戦した6位ローマは開始早々に先制されたものの、前半と後半の終了間際に1点ずつを奪い2-1の逆転勝利を飾った。7位ユヴェントスはウディネーゼとのアウェイゲームに挑み、後半にフェデリコ・キエーザが決めたゴールが決勝点となり1-0で勝利を収めた。

5位から7位までのチームがいずれも勝利したため、順位が変わらないままシーズン終了。5位アタランタと6位ローマが来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得し、7位ユヴェントスはヨーロッパカンファレンスリーグに回ることになった。

また、残留争いを演じていた17位スペツィアと18位ヴェローナはともに敗れ、いずれも勝ち点「31」でフィニッシュしたため、両チームが残留をかけたプレーオフを戦うことになった。

フィオレンティーナは2人の退場者を出したサッスオーロに3-1で勝利。降格が決まっているクレモネーゼは2-0でサレルニターナに勝利を収めた。ボローニャはアウェイでレッチェと対戦し、2-2で迎えた後半アディショナルタイムにルイス・ファーガソンがゴールを決めて3-2で勝利した。

個人成績では、通算26ゴールのオシムヘンが得点王のタイトルを獲得。終盤にゴールを量産したラウタロ・マルティネスが21ゴールで2位に入った。


[セリエA第38節 結果]
サッスオーロ 1-3 フィオレンティーナ
トリノ 0-1 インテル(試合ハイライトはこちら
クレモネーゼ 2-0 サレルニターナ
エンポリ 0-2 ラツィオ
ナポリ 2-0 サンプドリア(試合ハイライトはこちら
アタランタ 5-2 モンツァ
レッチェ 2-3 ボローニャ
ミラン 3-1 ヴェローナ(試合ハイライトはこちら
ローマ 2-1 スペツィア
ウディネーゼ 0-1 ユヴェントス

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