ふるさと納税、勝浦市が前年度の倍以上55億円 千葉県内断トツ 返礼品「B級品銀鮭切り身」など水産加工品が人気

勝浦市役所

 勝浦市は、2022年度のふるさと納税寄付額が55億3417万8千円(43万8273件)だったと明らかにした。千葉県内市町村で断トツだった21年度の23億5605万2千円(21万9135件)の倍以上となり、過去最高を大幅に更新した。

 市によると、返礼品で「B級品銀鮭(ぎんざけ)切り身」「訳あり 無添加塩サバ」「西京漬け詰め合わせ」といった大容量の水産加工品が人気。物価高騰もあってお得感があり日常使いしやすい品が注目され、寄付につながっているとみられる。

 市の本年度一般会計当初予算は過去最大の132億2千万円。ふるさと納税が押し上げたが、寄付額の試算は24億円にとどめている。多額の寄付に照川由美子市長は定例記者会見で「驚いてしまうぐらいの数。本当にありがたく思う」と述べた。

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