新人破り5選目…蕨市長選、現職の頼高英雄氏が当選 市の財政健全化、「あったか市政」の実績などを強調

頼高英雄氏

 任期満了に伴う埼玉県蕨市長選と市議選(定数18―23)は4日、投開票され、2人が立候補して争われた市長選は無所属現職の頼高英雄氏(59)が5期目の当選を果たした。

 頼高氏は市の財政健全化など、これまで取り組んだ「あったか市政」の実績の上に、物価高騰対策として「織りなすクーポン」の第2弾実施や、市立病院の早期建て替えなど主要政策を強調。「今まさに、市民の皆さんの暮らしを守る市政の継続発展が強く求められている」とし、再選への支持を呼びかけた。

 無所属新人で前県議の須賀敬史氏(56)は市政刷新を訴えたが及ばなかった。

 当日有権者数は5万8107人(男2万9214人、女2万8893人)。投票者数は2万9571人(男1万3926人、女1万5645人)投票率は前回を3.04ポイント上回る50.89%(男47.67%、女54.15%)だった。

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