4年ぶり、声援受け快走 東根・さくらんぼマラソン

晴天の下、大勢のランナーが東根市内を駆け抜けた=同市・陸上自衛隊神町駐屯地

 果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会が4日、東根市の陸上自衛隊神町駐屯地を発着点に繰り広げられた。第20回記念大会で、4年ぶりの現地実走開催。約5200人が参加し、晴天の下、沿道の声援を受けて東根路を駆け抜けた。

 ハーフマラソンと5キロ、3キロ、ファミリーの4部門で行った。プロランニングコーチの金哲彦さん、世界陸上女子マラソン銅メダリストの千葉真子さん、長野五輪ノルディック複合代表の荻原次晴さんが参加者と一緒に走り交流し、ゲストとして日本陸連副会長の瀬古利彦さんも駆け付けた。

 参加者はサクランボが色づく果樹畑沿いに設けられたコースをそれぞれのペースで走った。市民らがメッセージカードや小旗を手に声援を送り、エイドコーナーでは「佐藤錦」などを振る舞って後押しした。

 人気漫画「ONEPIECE(ワンピース)」の主人公に扮(ふん)してハーフを完走した福島県郡山市、会社員根本幸資さん(55)は「沿道の応援が最高だった。気持ちよく走れた」と充実の表情だった。

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