新幹線札幌延伸で高架橋工事を報道公開

2030年度末予定の北海道新幹線札幌延伸に向け、工事主体の鉄道・運輸機構はきょう、後志のニセコ町で始まった高架橋工事の様子を報道陣に公開しました。公開されたのは、ニセコ町宮田で先月31日から始まった工事の様子です。現在はコンクリートの杭を打ち込むための掘削作業が行われています。

(鉄道・運輸機構 上松苑ニセコ鉄道建設所長)「高架橋工事は地元住民の協力や安全管理など着手するまでが大変な部分があるのでしっかり施工始められて安心しています」

ここには函館方面側の昆布トンネルと倶知安方面側のニセコトンネルを結ぶ、高さおよそ20メートル、長さ400メートルほどの高架橋がおよそ3年かけて建設されます。札幌延伸区間はおよそ8割がトンネル内を走り、高架橋は限られた地上区間ですが、この区間の通過時間は数秒ほどということです。

延伸区間の工事をめぐっては先月、羊蹄トンネルで受注者がコンクリートの品質管理試験の結果を不正報告していたことが明らかになっていますが、それによる今回の工事への影響は特にないということです。

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