岩手の歴史まとう新リキュール 県産食材使用「テントチニ」発売

鳥海柵跡にちなんだリキュール「テントチニ」を持つ今野公英代表(右)と老川和磨社長

 一関市旭町の酒販店リカーショップコンノ(今野公英代表)と金ケ崎町西根の金ケ崎薬草酒造(老川和磨社長)は5日、リキュール「テントチニ」を発売する。同町の国指定史跡「鳥海(とのみの)柵跡(さくあと)」にゆかりのある梅の実など県産食材を使用。地元の歴史に触れ、ロマンを感じる商品に仕上げた。

 金ケ崎町産の酒米「亀の尾」を使った米焼酎をベースに、奥州市と同跡付近で栽培した梅の実、花を使用。田野畑村産の香木「クロモジ」、盛岡市産アロニア、同酒造が育てる赤ジソを組み合わせた。アルコール度数は22%。透明感のある薄紅色で酸味に加え、ショウガのようなスパイシーな香りが口に広がる。

 リカーショップコンノで初回は330本限定で販売。500ミリリットル3630円。問い合わせは同店(0191.23.3633)へ。

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